小児はり(小児鍼)についての覚書


小児はり(小児鍼)について
1989年の東洋鍼灸専門学校在学中に友人たちと皮膚鍼の勉強会を設けた。
当時妊娠中の同級生が自分の妻も含めて3人いたので興味が湧いた。

その皮膚鍼の一つの分野「小児はり」をまとめるうちに一つの文化を持った世界だと気がついた。
医道の日本誌に発表されている文献を元に手紙で見学を申し込んだ。
平成元年に中野はりと大師流小児はりを体験した。
大師流小児はりでは、谷岡賢徳先生に質問させていただいた。

その他小児はりでは

戸ヶ崎正男先生の小児はり
小野文恵先生の小児はり
石野聖二先生の小児はり〔井上恵理先生のお弟子さん 戸ヶ崎正男先生の兄弟子〕
志村耕二先生の小児はり(刺入により小児はり)
当時病床にあった清水千里先生に手紙で教えを受けた。

文献と上記の体験を元に東鍼祭(東洋鍼灸専門学校の文化祭)で小児鍼の実際を発表した。
このことが後に縁が繋がり2000年4月の「大師流小児はりの実際」講習会に繋がる。
第三回まで関わり、その後マブベえがおの会〔代表 大極安子〕で小児鍼の普及活動に入る。

マブベえがおの会では、小児はりを国内外でどのように広めるかいろいろなことを模索した。
「ハリ」という言葉を避け、タッチセラピーという言葉に医療文化を伝えるという思いを込めた。
幼稚園で場を設け月に二回小児はりの場と親の整体の場を作った。

この時のことは共同通信の松田博公先生が記事にしてくださった。
後に「鍼灸の挑戦」という岩波新書からまとめられたものが出版された。

鍼灸の挑戦―自然治癒力を生かす (岩波新書)

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講演では、小中学、または、区でのイベントで何度か実演した。
ベトナム国フエ市にある「こどもの家」で活動の場を作りタッチセラピーをの使い手を育てた。
この頃お会いした会田周吉先生の小児はり〔福島県針灸師元会長〕の交流を持つ。

マブベの主催セミナー
1.2002年5月 第1回マブベ・えがおの会主催講座

2.2002年8月 第2回テーマ 小児過敏
小児の成長発達
0歳から二歳までの発育と特徴
離乳食とアレルギー

小児のための臨床心理学
0歳から二歳までの心の成長と特徴
夜泣きについて
親の辛さをどのように寄り添うか 2

小児へのアプローチ
タッチセラピーの実際 講師 戸ヶ崎正男先生(蓬治療所所長)
練習方法
子どもの身体がが変化するということ
適応と応用

3.2003年2月 第3回テーマ 小児過敏(2)
特別講師 戸ヶ崎正男 先生
小児の成長発達
0歳から二歳までの発育と特徴
薬をどう使うか(小児科でよくだされる抗生物質・解熱剤・下痢止めなど)
面接法
タッチセラピーの方法
手当法の実際(2) 講師 戸ヶ崎 正男

4.2003年9月 第4回テーマ 小児のための救急法の実際
人工呼吸・心臓マッサージ・止血法・喉に物が詰まったときなど。

5.2004年3月 第5回テーマ「さわる 身体がみえる! タッチセラピー」
・タッチセラピーとは
・スムーズな子どもへの治療
・公開治療
・タッチセラピーの実践
・わかった!子どもへの対応

2008年 マブベえがおの会 解散

1980年代から1990年代初めまでは、関西でも小児はりは、弟子がやるものだという認識を示されていた先生方が普通だった。

小児はりのデメリットは、子どもなので泣いたりすることもあり、また予約の時間も子どもだと難しい場合が多い。
子ども対象の施術ではあるが保護者へのアプローチが必要で、成人の来院者を対象としていると対応が難しく熟練がいる。

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